七十二時間の手の時間が、
一着のコートに縫い込まれている。
I ── 素材
創業から百年を数える機屋のウール。手で選ばれる絹。私たちは少なく、良く買います。あなたのそばで年を重ねるほど良くなる布だけを。
II ── 縫い
1センチに8針。多くも、少なくもなく。見えない縫い目も、見える縫い目と同じ基準で仕上げます。
III ── ボタン
コロゾと水牛の角を、ひと粒ずつ削り、磨く。金具は落ち着いたシャンパン色のみを、手の触れる場所にだけ使用しています。
IV ── 時間
効率のためにできることは、ほとんど何もしていません。その代わり、永く残ります。少量をつくり、生涯の修理をメゾンが引き受けます。
工房の様子は、公式SNSで時折お見せしています。